インプラント・入れ歯

  • 2025.09.24

骨が少ない方へのインプラント治療

  • Before

    骨が少ない方へのインプラント治療

    治療前 上顎左側臼歯部

    骨が少ない方へのインプラント治療

    治療前 下顎左側臼歯部

    骨が少ない方へのインプラント治療

    治療前 パノラマX線写真

  • After

    骨が少ない方へのインプラント治療

    治療後 上顎左側臼歯部

    骨が少ない方へのインプラント治療

    治療後 下顎左側臼歯部

    骨が少ない方へのインプラント治療

    治療後 パノラマX線写真

患者 60代女性
主訴・ニーズ 左の上下の歯が、グラグラで噛んだときに痛みがある。
診断名・症状 慢性臼歯部限局型 Stage3GradeC
抜歯部位 上顎左側第1大臼歯、上顎左側第2大臼歯、下顎左側第1大臼歯、下顎左側第2大臼歯
治療内容・治療費(自費診療) インプラント治療(サイナスリフト、GBR) セラミック治療
治療費総額 総額1,424,500円(税込) 内訳 インプラント治療440,000円×2 サイナスリフト220,000円 GBR(骨造成)66,000円 プロビジョナルレストレーション33,000円×2 セラミッククラウン132,000円 プロビジョナルレストレーション(天然歯)16,500円 ダイレクトボンディング44,000円
治療期間 2年
来院頻度 月1、2回
リスク・副作用 ① インプラント治療(サイナスリフト・GBRを含む) 一般的リスク 手術関連の合併症 出血、術後腫脹、疼痛、感染、創部離開。 インプラント不成功 オッセオインテグレーション(骨結合)が得られない場合、再手術が必要になる可能性。 サイナスリフト特有のリスク 上顎洞膜(シュナイダー膜)の穿孔 → 上顎洞炎、術後感染のリスク上昇。 上顎洞炎(副鼻腔炎) 鼻閉感、頬部痛、慢性化すると耳鼻科的治療が必要。 移植骨の吸収・喪失 骨造成の効果が十分に得られないことがある。 GBR(骨造成)特有のリスク メンブレンの露出 感染リスク増加、骨再生不良。 移植骨の吸収・排出 予定した骨量が得られない。 ② セラミック治療(クラウン・ラミネートベニアなど) 生物学的リスク 歯質削除に伴う歯髄ダメージ 知覚過敏や歯髄炎から失活に至る可能性。 二次う蝕 マージン部の適合不良や清掃不良により発生。 歯周組織への影響 不適切な適合や過剰なマージンで歯肉炎や歯周炎を誘発。 機械的リスク セラミック破折・チッピング 特に臼歯部やブラキシズム(歯ぎしり)患者でリスク増。 脱離 セメント劣化や咬合不良により起こる。 美的リスク 経年的な色調変化、歯肉退縮に伴うマージン露出。 ③ ダイレクトボンディング(コンポジットレジン修復) 生物学的リスク 二次う蝕 マージン適合不良や辺縁劣化により発生。 歯髄刺激 深い窩洞では知覚過敏や歯髄炎のリスク。 機械的リスク 辺縁破折・摩耗 咬合力が強い部位では特に起こりやすい。 変色・着色 経年的に変色や表面粗造化による着色が起こる。 脱離 接着力不足や咬合力で剥がれることがある。 美的リスク 経年的に透明感・光沢が低下し、天然歯との差が目立つ。

皆様こんにちは、福岡市東区香椎のまこと歯科・矯正歯科の院長を務めております木村誠です。

今回は、重度に進行した歯周病が原因で歯を失った部分に対して行ったインプラント治療の症例をご紹介します。
歯周病で歯を失うと、歯を支えていたあごの骨も一緒に痩せてしまうことが多いため、インプラントを入れるときには骨を補う処置が必要になる場合があります。

今回の症例では、上あごの奥歯の部分には「サイナスリフト」という骨を増やす手術を行い、下あごの奥歯の部分には「GBR(骨再生誘導法)」という方法を用いて骨を補いながら、インプラント治療を行いました。

※術前術後のパノラマX線写真(左:治療前 右:治療終了後)

右の写真の黄色い点線で囲まれた部分に、骨造成を併用したインプラント治療を行っております。なお、レントゲン写真は左右が反転して映るため、どのレントゲンでも右側に見える部分が、実際には患者様の左側になります。

それでは、治療の経過についてご説明いたします。
患者様は60代の女性で、左側の上下の歯がグラグラしており、噛んだときに痛みがあるという主訴で来院されました。

診査

※再初診時の口腔内写真①

この患者様は、以前から当院に通院されていましたが、コロナ禍の影響もあり、しばらく来院が途絶えておりました。

診察の結果、お口全体に歯石の沈着が見られました。主訴である左側の上下の奥歯については、歯周炎により歯ぐきに赤み(発赤)と腫れ(腫脹)が認められました。さらに、右下の一番奥の歯の被せ物が外れている状態でした。

※初診時の口腔内写真

こちらの写真が、患者様の初診時の口腔内写真です。全体的に奥歯には多数の被せ物(補綴物)が装着されていることが確認できます。一方で、前歯については大きな治療を受けている箇所は少ないことがわかります。

※初診時の口腔内写真正面

黄色い矢印の先に注目すると、上の前歯(真ん中の2本)と下の前歯が先端どうしで当たっていることが分かります。これを「切端咬合(せったんこうごう)」と呼びます。

また、黄色い点線の丸で囲んだ部分を見ると、前歯どうしがきちんと重なって噛み合っていないことも確認できます。つまり、この患者さんの前歯は、正常な噛み合わせの方と比べると、しっかりと機能していない状態になっています。

一般的に、このような噛み合わせの場合は、奥歯に負担がかかりやすいと言われています。そのため、歯みがきを丁寧にしていても、なぜか虫歯や歯周病になりやすい方がいらっしゃいます。

このように、噛み合わせの状態は、虫歯や歯周病の発症や進行にも関係してくることがあるのです。

※主訴の部位のデンタルレントゲン写真(左:上顎左側臼歯部、右:下顎左側臼歯部)

通常であれば、水色の線で示した位置まで歯を支える骨(歯槽骨)が存在します。しかし、この患者様の場合は、歯周病の進行により、黄色の線で示した位置まで骨が吸収してしまっていました。

※デンタルX線写真14枚法および歯周病検査表

レントゲンと歯周病の検査の結果、奥歯の部分に強い歯周病があることが分かりました。特にその部分では、歯ぐきの奥にできる「歯周ポケット」が5ミリ以上深くなっており、中には10ミリを超えるところもありました。また、歯を支える骨が根の先まで大きく減ってしまっている部分も見られました。

残念ながら、上の奥歯2本(左の第一大臼歯・第二大臼歯)と、下の奥歯2本(左の第一大臼歯・第二大臼歯)は保存が難しく、抜歯が必要と診断しました。
それ以外の歯については、まず歯周病の基本的な治療(歯石の除去やクリーニングなど)を行い、その後にもう一度状態を確認して、今後の治療を考えていくこととしました。

※パノラマX線写真

※頭部X線規格写真およびその分析値

頭部X線規格写真(セファログラム)の分析の結果、骨格的に「Ⅱ級ハイアングル型の上下顎前突」と診断しました。この噛み合わせをきちんと矯正治療で改善しようとすると、場合によっては歯を抜いてスペースをつくる「抜歯矯正」が必要になる可能性があります。

診断

歯並びには不正な部分がありますが、年齢や治療経過を踏まえて判断しました。今回が初めての抜歯であること、またその他の部位については歯周基本治療により歯周病が改善していることから、全体としては「生理的な噛み合わせの状態」と診断しました。

一方で、歯周病については「臼歯部限局型慢性歯周炎 Stage 3 Grade C」と診断しました。奥歯に限局してはいるものの、進行度としては重度の歯周病といえる状態です。

治療計画

理想的には矯正治療を行い、場合によってはお口全体にわたる補綴治療が必要になる可能性もあります。しかし、この患者様は60代になるまで1本も歯を失っておらず、不正咬合はあるものの、その影響が大きく歯に悪影響を与えているわけではないため、「生理的な噛み合わせ」と判断しました。矯正治療をこの年代で行う場合、治療によるリスクも伴います。

ただし、奥歯に負担がかかりやすい噛み合わせであることは事実のため、インプラント治療は上下左側の第一大臼歯までを対象とした「短縮歯列」とする計画としました。これは、第二大臼歯は噛む力が強くかかりやすく、また清掃もしにくいため、インプラント治療の対象にはしないという判断です。さらに治療終了後は、夜間にマウスピースを装着していただき、歯とインプラントにかかる負担を軽減する計画としました。

上あご(上顎)左側の奥歯部分は、上顎洞までの骨の高さが不足しているため、サイナスリフトを行う必要があると判断しました。また下あご(下顎)左側の奥歯部分は、歯周病によって重度の骨吸収が見られたため、骨造成を行う計画としました。

なお、その他の部分の歯周病については、歯周基本治療により改善が認められました。

治療経過

※上顎左側第1大臼歯、上顎左側第2大臼歯抜歯後の様子

まず上顎左側(第一大臼歯と第二大臼歯)抜歯を行うことにしました。
抜歯のあと、歯ぐきの傷ができるだけ早く、きれいに治るように**コラーゲンでできたスポンジを入れてから縫合(糸で傷口を閉じる処置)**を行いました。

※抜歯後4ヶ月時の上顎左側臼歯部

抜歯のあと、歯ぐき(粘膜)がしっかりと治るのを確認してから、次のステップであるインプラント治療へ進むことにしました

※上顎左側臼歯のCTによる診査

インプラント治療を行う前に、CTであごの骨の状態を詳しく調べました。その結果、上あごの奥歯の部分では骨の厚みが2〜3ミリ程度しかなく、このままインプラントを入れると骨を突き抜けて上あごの空洞(上顎洞)に入り込んでしまう可能性があり、炎症や感染の原因になることが分かりました。

そのため、この部分には**「サイナスリフト」という方法で骨を増やす処置**を行う必要があると判断しました。これにより、インプラントを安全かつ確実に埋め込めるようになります。

※サイナスリフトを行う際に骨を削合するバー

当院で「ラテラルアプローチ」という方法でサイナスリフトを行う場合、上あごの骨の横から小さな窓を作ります。その際には、専用の器具(バー)を使って、上あごの空洞(上顎洞)の粘膜のすぐ近くまで骨を慎重に削っていきます。

※piezo機器

バーという器具だけで骨をすべて削ってしまうと、上あごの空洞(上顎洞)を覆っている薄い膜に穴が開いてしまうリスクがあります。
そのため当院では、「ピエゾ手術」という特殊な超音波の器具を併用して、より安心・安全にサイナスリフトを行うようにしています

このピエゾ機器を使うことで、バーだけで行った場合と比べて、上顎洞の膜に穴が開いてしまうリスクが低くなることが報告されています。

※上顎洞粘膜

ピエゾ機器などを慎重に使って、上あごの空洞(上顎洞)の膜に届くところまで骨を削りました。
この膜は骨にしっかりとくっついているため、専用の器具を使ってやさしく膜をはがし、少しずつ持ち上げてスペースを作る必要があります。

※当院で使用しているラテラルアプローチによるサイナスリフト用の器具

粘膜を丁寧に剥がす処置には、使用する機器に付属している専用の器具(剥離子など)を用います。

※上顎洞粘膜を挙上した状態

上顎洞の粘膜をやさしく持ち上げた状態で、膜に破れ(穿孔)がないかを丁寧に確認します。

※骨補填剤

上顎洞の粘膜を持ち上げてできたスペースに、骨を補うための材料(骨補填剤)を入れます。
当院では、牛の骨から作られた「バイオス」や、日本口腔インプラント学会により承認されている「サイトランスグラニュール」など、信頼性の高い材料を使用しています。

※骨補填剤填入

骨補填剤を入れることで、新しい骨ができるためのスペースを確保します。

※吸収性膜

骨を削って作った窓の部分は、吸収性の膜で覆い、しっかり封鎖しています。これは、外部から細菌が侵入するのを防ぎ、骨が安定して再生する環境を整えるためです。

※吸収性膜で開窓部を閉鎖した状態

封鎖することで、移植した骨補填材が外へ漏れ出すのを防ぐ効果も期待できます。

※治療終了時の口腔内写真

丁寧に縫合を行い、手術を無事に終了しました。

※ステロイド

大きな手術の後には、腫れを抑えるためにステロイドを手術部位のまわりに注射することがあります。患者様の身体にできるだけ負担がかからないよう、十分に配慮して治療を行っています。

※サイナスリフト前後の上顎洞(CT像)①

サイナスリフトを行った部分(右の写真で黄色の点線で示した部分)は、骨補填剤を入れているため、レントゲンでは白く濃く映り(不透過性が高くなり)、しっかり確認することができます。

※サイナスリフト前後の上顎洞(CT像)②

別の角度から上顎洞の状態を確認しても、十分に上顎洞の粘膜が持ち上がっていることが確認できました。今回は、もともとの骨が少なかったため、インプラントを同時に埋め込むことは行いませんでした。

サイナスリフトの後は、約6か月の治癒期間を設け、その後にインプラント一次手術(インプラント本体を埋め込む手術)を行う計画としています。

※1次手術前の上顎左側臼歯部

経過に特に大きな問題はなく順調であったため、予定通りサイナスリフト後、約6か月でインプラント埋入手術を行いました。

 

※手術後

今回は、インプラントの初期固定(ISQ値70以上)が良好であったため、ヒーリングアバットメントまで装着することができ、2次手術の工程を省き、一度の手術で進めることができました。サイナスリフトによって十分な骨量が確保できていたため、埋入手術後は痛みも少なく、腫れも最小限で済みました。

※1次&2次手術後のレントゲン写真

インプラントを埋入した後は、骨としっかり結合して安定するまで経過を観察することとしました。

続いて、上顎左側の臼歯部インプラント治療と並行して行った、下顎左側臼歯部のインプラント治療の経過についてご説明いたします。

※下顎左側第1大臼歯抜歯

重度の骨吸収が見られた下顎左側の第一大臼歯を抜歯しました。同時に、傷口(抜歯窩)の粘膜が早く治るようにコラーゲンのスポンジで保護し、丁寧に縫合しました。

※下顎左側第1大臼歯部

上記の写真は、抜歯から2か月経過した時点の状態です。粘膜が十分に治癒していることが確認できます。インプラントを埋入するタイミングは、埋入部位の骨や歯ぐき(硬・軟組織)の状態によって異なります。今回は、歯周病によって骨の吸収が大きかったため、抜歯と同時にインプラントを埋め込む「即時埋入」は難しく、抜歯後しばらく経ってから行う「早期埋入」で対応することとしました。

※切開・剥離した状態

できるだけ痛みを感じないように麻酔を行い、しっかりと効果が出たことを確認したうえで、切開と剥離を行いました。その結果、骨が上下方向(垂直)と左右方向(水平)の両方で吸収していることが確認されました。

※インプラント埋入

こちらはインプラントを埋入した際の状態です。インプラントのねじ(スレッド)が一部見えていることからも、骨の量が不足していることが確認できます。

※GBR(骨造成)時の状況

サイナスリフトのときと同じ材料を使用し、吸収性の膜と「バイオス」という骨補填材を用いてGBR(骨造成)を行いました。骨の再生を促すためには、骨が再生するためのスペースをしっかり確保すること(スペースメイキング)が非常に重要です。GBRは比較的侵襲の大きい治療ではありますが、当院ではインプラントを長期的に安定させるために必要と判断される場合には積極的に行っています。

※手術終了時

十分に減張切開を行い、縫合する際に傷口へ余分な力(テンション)がかからないように工夫しました。その後、1本ずつ丁寧に糸をかけて縫合しました。

※2次手術時直前の口腔内写真

一次手術後は経過が良好であったため、こちらも約半年の治癒期間を設け、その後に二次手術を行うこととしました。

※切開・剥離

切開して確認したところ、骨を再生させた部分はしっかり治っていました。治療前(左の写真)では歯周病の影響で骨が大きく吸収されて穴のようになっていましたが、治療後(右の写真)ではインプラントの周囲に十分な骨が再生していることが確認できました。

※2次手術術直後

インプラントの安定性(固定の強さ)も良好であったため、ヒーリングアバットメントを装着しました。さらに、インプラントの周囲にしっかりとした歯ぐき(角化粘膜)をつくるために、歯ぐきの一部を移動させて丁寧に縫合しました。

※プロビジョナルレストレーション(黄色の矢印で示した部分がインプラント)装着時

上あごと下あごの左奥歯の治療後も、順調に経過していたため、精密な仮の歯(プロビジョナルレストレーション)を入れて、しばらく経過を観察しました。

※プロビジョナルレストレーション装着時

仮の歯(プロビジョナル)を装着して1か月間経過を観察しましたが、特に大きな問題は見られなかったため、最終的な被せ物(上部構造)の作製に進むことにしました。

※上顎左側第1大臼歯部

こちらは、最終的な被せ物(上部構造)を装着したときの写真です。インプラントの噛み合わせの部分に小さな穴が開いていますが、これは「アクセスホール」と呼ばれるもので、インプラントに何か問題が起きたときに取り外しができるようにするためのものです。

また、この穴が歯の真ん中付近にあることは、インプラントを理想的な位置に埋め込むことができたことを示しています。なお、このアクセスホールは通常、レジンという樹脂で塞ぎます。

※下顎左側第1大臼歯

こちらもインプラントを最適な位置に埋め込むことができました。

※治療終了時①

治療期間は、長くかかりましたが、しっかり噛めるようになり患者様には喜んで頂きました。

※治療終了時②

この患者様は歯並びに不正がありましたが、矯正治療は行っていません。そのため奥歯に負担がかかりやすい噛み合わせであることには変わりないため、治療終了後にはマウスピースを作製し、夜間にナイトガードとして装着していただき、歯やインプラントにかかる力を和らげることにしました。

また、インプラントの被せ物(上部構造)を作製する際には、横方向に顎を動かしたときに余計な力がかからないよう、噛み合わせを調整しました。

※治療後のパノラマX線写真

※治療前後のパノラマX線写真

治療後(右の写真で点線に囲まれた部分)は、サイナスリフトとGBR(骨造成)の処置によって骨が再生し、適切にインプラント治療を行うことができました。奥歯でしっかり噛めるようになることで、前歯にかかる負担も減り、結果的に前歯を守ることにつながります。

まとめ

歯周病をお持ちの患者様にインプラント治療を行う場合、今回のケースのように大きな骨造成の処置が必要となることも少なくありません。当院では、歯周病治療にも力を入れて取り組んでおりますので、歯周病でお悩みの方やインプラント治療をご希望の方は、どうぞお気軽にご相談ください。

医院情報

まこと歯科・矯正歯科

福岡県福岡市東区香椎駅前2丁目12-54-201

電話番号 092-692-2963