インプラント・入れ歯・ブリッジ
~歯が欠損している方へ
歯が抜けたまま放置しないで~補綴治療~
虫歯や歯周病、事故などによって歯を失ってしまった方の中には、「目立たない奥歯だから……」などと、治療を受けず放置する方も多くいます。しかし、歯が抜けたまま放置するとさまざまな悪影響を引き起こす恐れがあるので、すぐに歯科医院で受診しましょう。
- 歯を失った状態のまま放置するリスク
- 隣の歯が抜けた歯の方向に傾き、歯並びや噛み合わせ全体が乱れる
- 噛み合う歯に力がかからなくなり、噛み合わせが乱れる
- 歯並びや噛み合わせが乱れると、プラークの棲みやすいすき間などが増え、虫歯や歯周病のリスクが増す
- 噛み合わせが乱れることで、顎関節や筋肉に負荷がかかり、顎関節症や身体のゆがみなどの原因となる
失った歯の機能をおぎなう補綴(ほてつ)治療には、大きくわけてインプラントや入れ歯、ブリッジという3つの選択肢があります。福岡市東区JR香椎駅・西鉄香椎駅から徒歩3分の歯医者「まこと歯科・矯正歯科」では、患者様のニーズやお口の中の状態を考慮し、適切な治療方法をご提案します。
インプラント・入れ歯の症例
インプラント・入れ歯・ブリッジのメリット・デメリット
- 特徴
- 歯を失った部分の顎の骨(歯槽骨)にインプラント(人工歯根)を埋め込み、それを支えに人工歯を固定する治療法です。
- メリット
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- ・天然歯とかわりないほど、見た目が自然な仕上がりに
- ・周囲の歯に負担をかけない
- ・骨に固定されているので、しっかり噛める
- ・噛む力が伝わるので、顎の骨が痩せにくい
- デメリット
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- 外科的処置が必要
- 全身疾患がある場合など、治療を受けられないケースがある
- 特徴
- 土台となる床部分と人工歯からなる、着脱式の補綴物です。健康保険適用のタイプの部分入れ歯は、クラスプ(金属製のバネ)を隣の歯にかけて固定します。
- メリット
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- 外科的処置はなく、比較的手軽に治療が受けられる
- 周囲の歯に負担をかけない
- 違和感を覚えにくいタイプや見た目が自然なタイプもある
- 着脱式なのでお手入れしやすい
- デメリット
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- 健康保険が適用されるタイプは、違和感を覚えやすい
- 噛む力が伝わりにくい
- 顎の骨が痩せやすい
- 見た目がよくないものもある
- 発音しにくくなる場合もある
- 特徴
- 人工歯を連結した形の補綴物です。歯を失った部分の両脇の歯を削り、そこに被せるように固定します。
- メリット
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- 固定式なので、違和感を覚えにくい
- 見た目のよいタイプもある
- デメリット
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- 健康な歯を削る必要がある
- 発音しにくくなる場合もある
- 歯を失った部分の顎の骨が痩せやすい
- 歯ぐきと人工歯の間にプラークがたまりやすく、口腔内環境が悪化しやすい
インプラント入れ歯・インプラントブリッジができるまで
着脱式の入れ歯はお手入れしやすく、手軽に使えるというメリットがありますが、固定できていないので噛む力が伝わりにくく、違和感を覚えやすいというデメリットもあります。ブリッジは固定式ですが、健康な歯を削らなくてはならず、支えにする歯の寿命を縮めてしまう可能性も。
そのデメリットを解消した補綴治療が、「インプラント入れ歯」や「インプラントブリッジ」です。数本のインプラントを埋め込み、それを支えに入れ歯やブリッジを固定する治療法です。骨に固定されているインプラントを支えにすることで、入れ歯やブリッジが安定し、インプラントの本数が少なくてすむので治療費などの負担軽減にもつながります。
治療の流れ
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お口の中を診察し、レントゲンやCTスキャンの撮影をして治療計画を立てていきます。CTスキャンを活用することで、骨の状態を3次元画像で把握でき、治療の精度と安全性が高まります。
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麻酔をした後に歯ぐきを切開し、歯槽骨にドリルで穴をあけてインプラントを埋め込みます。局所麻酔を施すので手術中は痛みを感じません。埋入後は見た目をおぎなうための仮歯を装着し、骨とインプラントが結合するのを待ちます(数ヶ月間)。
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インプラントが骨としっかり結合した後に、型取りをして入れ歯やブリッジ部分を製作します。専用の精密ソフトを駆使し、世界にひとつだけの入れ歯やブリッジをおつくりします。
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入れ歯やブリッジ部分を土台となるインプラントに装着します。噛み合わせや歯並び、色あいなども細かくチェックしていきます。
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インプラントを長く使うには、日ごろのお手入れと歯科医院での定期的なメインテナンスが欠かせません。入れ歯部分やブリッジ部分のお手入れ方法は、歯科医師の指示に従ってください。患者様によって適した周期をお伝えするので、定期検診やクリーニングのための受診を習慣づけましょう。
歯周病と同じメカニズムの「インプラント周囲炎」にかかると、せっかく入れたインプラントを失ってしまうかもしれません。天然歯に比べて自覚症状が出にくいので、予防に努めることが大切です。